ただいま、一軒家の漆喰塗りをお手伝いしております。
砂壁を漆喰で塗るのは2度目になりますが、ここで使用した「漆喰うま~くヌレール」について気づいたことを述べていきたいとおもいます。
その今回気づいたこととは、
「漆喰うま~くヌレール」は、攪拌機があればよりうまくヌレール!
ということです。
「漆喰うま~くヌレール」の読み方
「漆喰うま~くヌレール」は、「うまく塗れーる」「うま〜く塗れる」などいろいろ適当に検索していましたが、日本プラスター株式会社「漆喰うま~くヌレール」というのが正式名称です。
「うま〜く」とは自販機にある「つめた〜い」「あたたか〜い」と同じ発音と思われます。「ヌレール」とは何やらおフランスの匂いがするざんす。
「漆喰うま~くヌレール」
「漆喰うま~くヌレール」の特徴
- 外壁・水回りにも塗れる
- 少量の商品がある 5kg チューブタイプ
- 粉を練らないですむ→粉が目や気管に入らない
- 粉タイプに比べて、コストパフォーマンスが悪い
- カラーバリエーションがある
詳しくは、日本プラスター株式会社のウェブサイトへ
「漆喰うま~くヌレール」の固さ
開封の儀「ヨーグルト状態」
上澄み液があり、密封してあるといっても、いくぶん下に沈殿しています。
さながら、スーパーで売っているお得用のヨーグルトのようです。
固さは、鏝板にのせても、全く垂れない理想の固さです。
これぞ漆喰を練るときの固さの目安「耳たぶの固さ」という感触です。
しかし、今まで粉から漆喰を作っていたので、ちょっと固いなという感じが否めませんでした。
特に1回目の下塗りで薄く塗るはずが、どうしても厚塗りになってしまいます。
そこで、水を足してみました。
何度か鏝板から垂れましたが、下塗りの「薄く塗る」は達成できました。
やがて、時間がたつと、フタをしていても、固まりはしないが、少々固くなります。
しゃもじでかき混ぜながら、塗っていますが、だんだん塗りやすいとはいえなくなります。
攪拌の儀「やわらか〜いクリーム状態で塗る」
そこで、「大和しっくい」を塗った時に使用したマキタ撹拌機を持ち出しました。
水を足さなくても、うまく混ざり、みるみるやわらか〜いホイップ状になりました。
とても塗りやすい。
しかし、攪拌機は一家に一台というわけにはいきませんね。
何かいい代用品はないのでしょうか。
- ビニール袋に入れて、「うどん」をこねるように手でもんだり、足で踏みつけたり。これは、体力勝負ですね。参考ブログ【撹拌機なし】漆喰を初心者でも簡単に練る方法
- インパクトドライバーにペイントミキサーをつける。パワー不足なので、少量づつ混ぜる。参考ブログ 粉の漆喰を自分で練ってみたら大変だった話(99%DIY)
- 泡立て器で混ぜる。腕が死にます。多分折れます。
- ホームセンターで攪拌機をレンタルする。一泊500円〜で貸してくれます。
ちなみに、漆喰をすくうのは、ご飯用のしゃもじがベストでした。漆喰専門のひしゃくも使ったことがありますが、しゃもじの方が使いやすかったです。
まとめ
「漆喰うま~くヌレール」は、そのままでも使うことはできますが、ひと手間加えると断然塗りやすくなります。
混ぜる手間をいとわない方は、どうぞ攪拌機の導入も視野に入れてください。
「漆喰うま~くヌレール」は、最初から練られているので、作業がやりやすいです。
練るときに粉を吸い込まないなど、安全面を重視する方にも最適な素晴らしい商品です。
しかし、コスト面を重視する方や、膨大な面を塗る必要のある方は、安全面に注意して「粉」から漆喰を作ることも考えて、攪拌機を導入することも考えてみたらいかがでしょう。